ウインドウスタイリング~トップトリートメント~

簡単に取り入れられるウインドウスタイリングのひとつに、トップトリートメントがあります。
トップトリートメントとは、窓の上部及び側部を飾る窓装飾のことです。
例えば絵画と額縁のように、カーテン、ブラインド、ロールスクリーンなどのウインドウエレメントと壁面を違和感なく繋ぐ役割を果たします。

従来のバランス=上飾りとよく似ていますが、バランスはもともと時代の象徴として歴史様式の一部として今日に伝えられています。
これに対してトップトリートメントは、カーテンに限らずに他のウインドウエレメント(ブラインド、ロールスクリーン、シェードなど)とも自由に組み合わせすることができます。
取り付ける人のライフスタイル、嗜好に合わせ様式にこだわらず窓をスタイリングすることができます。
またウインドウエレメントとの組み合わせだけでなく、絵画の上部にデコレーションしても素敵ですね。
トップトリートメントは欧米では既に多くの家庭に取り入れられ定着しています。
そしてトップトリートメントにも様々なバリエーションがありますが、上の写真は代表的なスワッグ&テールです。
モダンにもクラシックにもアレンジ可能です。
和のスタイルに取り入れても良いかと思います。
アルミブラインドなどの無機質な素材に、上飾りとしてファブリックをプラスすると柔らかなイメージになります。
このスタイルに基本的に必要な生地の要尺は、(A+B+C)の長さに縫い代分をプラスした長さになります。
Dのスワッグ寸法は、20~50㎝を目安にファブリックの質感によって決めます。
AとCのテールの長さは、窓の高さ又は、床までの寸法の2/5、3/5、4/5を目安にします。
例えば、床までの寸法が2Mの場合、カジュアルに2/5の寸法にしたい時は、2M(200㎝)×2/5=80㎝になります。
取り付け方は、5~7㎝の幅でファブリックをじゃばらにたたみ、リング又はホルダー(※)に通すだけです。
結構簡単にできますので、まずは小窓のトップトリートメントに挑戦してみてはいかがでしょうか。


※TOSOのカーテンホルダーが使いやすいです。