上質生活の収納計画
2021年07月02日

収納への関心度は、年々高まってきていますね。
収納というといかにデットスペースを活用するか、住宅諸事情により狭い場所により多くの収納場所を確保するということがテーマであるように考えられる傾向があります。
多くのクライアントと接して感じることは、収納場所が少なくて物が片付けられないというより、収納場所と片付けるための生活行為に向かわない仕組みになっているような気がします。
要は物を片付けて(収納して)、次に出すのが面倒な流れになっていると言えます。
上質生活の収納計画は、まずは生活行為を読み解くことから始まります。
そして設計者及びデザイナーは、仕組みと仕掛けを取り入れた収納を考慮し、住まいのプランニングに組み入れていきます。
また収納計画の本質から考えますと、物をしまいこむことではなく、生活行為に沿って出し入れが自然に無理なく出来るかどうかが重要です。(ストック→フロー)
収納する物をストックする収納と日常で使う収納に分けて考えることが大切です。
日常で使うものは、使用する場所に収納するのが原則ですね。
収納アイデアインテリア写真です。

水回りの収納は、通気性の良い籐のバスケットが活躍します。

ウォークインクローゼットの収納例です。ベンチがあると便利です。

下の隠し収納に、本、リモコン、ブランケットなどを収納します。

必要に応じて乾燥ラックを引き下げ、洗濯が終わったら壁に押し戻すだけです。